2018/2/3

大会を目指すなつ。

度々登場のなつくんですみません。訓練に夢中になり写真を撮り忘れて載せられるものがなく、なつを訓練していて思ったことを書かせていただきたいと思います!
なつは、集中力がついてきて軌道にのり始めたように思います。
訓練をし始めて、この軌道に乗せるまでが実はとても大変で、散漫になっている気持ちをこちらに集中させるのがその子の訓練の進み具合のかぎになってきます。
競技会や試験やはたまた街中で、良く訓練された犬たちを見て、訓練士って凄いなぁとか、例えば専門学校生などが訓練士が格好良いと憧れて訓練士を目指そうと思うかもしれませんが、大会に出ている姿は出来上がった状態で、その犬達の最初の方というのは気が散漫で集中させるために、間髪入れず声を掛け、動き回って、変わった声も出しますし大きな声で誉めたり、犬たちの目線になって遊んだり、出来たときには大袈裟なリアクションで誉めたり、しこりが残らない程度に気をつけながら叱ったり、鼻水も出ますし、息は切れますし、声は枯れますし、それはもう必死です。
優勝したり、試験に受かったり、街中で良い子でいられるように訓練出来るのは、決して訓練の技術だけではありません。その子の気持ちをこちらに向けて訓練が楽しいと思わせないと進みませんし、技術だけで入っていくわけではないのです。
そして、それにはなりふり構わず犬たちと向き合う姿勢が一番大切になってきます。
ベースとなるのは人の心なのではないかと思います。
専門学校生などが壁にぶつかるとしたら、こういう大会に出ている訓練士さんと犬たちとの競技している格好良い姿だけを見て目指してしまい技術に重点を置いてしまうところなのだろうなぁと思います。
こういう風にすればこうなって、こういう風に訓練が入っていくという方法があると思っているのだろうなぁと感じます。でも、犬たちは生き物ですし、性格も千差万別でそんな風には動かせません。心がないと、犬たちはついてこないのです。
自分が格好良い姿をイメージしたり自慢したいという気持ちがあればまず失敗します(笑)
犬たちと同じ目線に下がって、気持ちを汲み取ったり楽しませるよう工夫したり、そこで始めて自信をもって本気で叱れる部分も出てくるのだと思います。
犬達の気持ちになって。私も一生懸命頑張ります!なつ、春から楽しみだね☆