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私は今まで、数多くの犬達と寝食を共にし深く付き合うなかで、あることに気がつきました。これは、私個人の考えかもしれませんが通例言われている犬は上下関係をつけるから飼い主さんがリーダーにならなければしつけは上手く行かないと言われることが多いと思います。普通なら確かにそうなのです。しかし、数多くの犬達と寝食を共にし深く付き合うなかで訓練だけではどうにもならないことがあるのではないかと思うようになりました。
犬は人間の3歳時くらいの能力があると言われていますが、私は色々な犬たちを見るなかで、人間にもあるように犬にも発達障害、多動性障害、自閉症、などがあるのだろうと思うようになりました。これは、数多くの犬達と一日中生活し、深く訓練をしていくなかでしか見分けられるようにはならないのだろうと思います。
そして、こういう障害や障害とまでいかなくても症候群的な要素を持っている子達に上下関係や同じ訓練方法をとろうとしても、愛犬にも飼い主さんにもとてもストレスがかかるものだろうと思うようになりました。
又、若い頃からしっかりと訓練をしようとしつけ教室などに通われても、今一ぱっとした効果が見えない。
特に、生後4ヶ月から6ヶ月、7ヶ月位のしつけに一番良い時期に、その訓練方法が愛犬に合っていなければ、余り効果はなくせっかくの良い時期を逃してしまうという事例を沢山見てきました。
試しに、リードの端を右手だけで持って弛ませた状態で横につけて歩かせてみてください。愛犬は、リードが緩んでいても飼い主さんの横を歩いているでしょうか?愛犬のリードをしっかりと握ってはいませんか?それは、知らず知らずの内にリードで抑えて歩いているだけで、横について歩いているように感じられるかもしれませんが、人の力で横に置いているだけなのです。
訓練が入って来るとリードは軽く握っていても大丈夫な安心感があるはずです。又、右手だけで持っても愛犬はリードが緩んだ状態で歩けるはずです。訓練の方法が合っていれば、直ぐに効果は現れて来ます。
それには、まず犬達の精神状態を判断することそして、その子達に合った方法を的確に飼い主さんに伝えられる深く広い経験を訓練士が常に持っていることが必要だと思います。
どうか、もう愛犬のしつけの事で悩まないで下さい。ご愛犬の精神状態の判断と的確な訓練方法で必ず明るい道が見えてくるはずです。
もし、訓練士に任せて訓練士の力を借りようと思われればそれも良い方法だと思います。
飼い主さんも、犬も訓練が始めてで上手く進まないまま月日が経つよりも訓練士に任せた方が飼い主さんも犬もストレス無く訓練を進められるという事もあります。
例えば、服を作るのに初めて作る人が仕上げるのと、プロが仕上げるのとではスピードも仕上がりも違うと思います。
飼い主さんも上手く出来ないことが歯がゆかったり、愛犬も何だか叱られる事が多かったりして、嫌になる事もあるでしょう。
飼い主さんが直接訓練をするしつけ教室も訓練士に任せる方法もどちらも、愛犬に合っている方法を選ぶことが一番だと思います。
何か、愛犬の事で悩まれたり、こうなって欲しいという希望があれば、お話しを聞かせて下さい。
その子の表情、動き、飼い主さんのお話から問題を見抜いていきます。
愛犬が悪い訳でも、飼い主さんが悪い訳でもありません。訓練士が浅く多くではなく、深く沢山の経験を積み、見抜くこと、技術があることそれが大切な事で、そこから飼い主さんとご愛犬を導いて行くことが出来ると信じています。
私自身も過去にはこれらの事が分からず飼い主さんとご愛犬にご迷惑をお掛けし反省した事もあります。
飼い主さんが愛犬と一生過ごされる間悩み続けて生活される事ほど残念な事はないと思っています。
どうぞ、一度お気軽にお話をしにいらっしゃってください。道はあるはずです。まずは、ご愛犬の事、教えてください。
いつでも、悩みを解決するために又、より良い愛犬との生活の為に日々研究し勉強しながらお待ちしております。
ライズドッグスクール
代表 池畑久枝