2016/11/18

ボス復活、そして、、、

 
家の、14歳のシェパードのボスは、一時もうだめかと思いましたがおかゆなどを上げているうちに又元気を取り戻し上半身を起こし食欲も戻り元気に生活しております。おばはんとの仲も又再開しているようで楽しんでいます。そして、ボスの下の13歳のメスのシェパードラミー号というずっと警察犬だった子が居たのですが乳腺腫瘍から肺にがんが転移してもう手遅れで手術をしない方向で生活しておりました。それでも、元気で食欲も良かったのですがここ数日、急に食欲が落ち体重も落ちてきていました。獣医さんとの話し合いで肺がんの場合は薬で痛みなどを緩和することが出来ず、酸素吸入をするしか方法が無いという事で、長く苦しむよりは安楽死をさせた方が良いのではないかと可哀想で言いましたら獣医さんもその時が来たら連れて来て下さいと仰っていてその時期をいつ自分が決めるのかとても、厳しい決断だと思っていました。人でもそうですが、本当の所は死ぬ瞬間と言うのは苦しいのかどうなのか誰も分からないからです。もしかしたら、最後まで生きたいと思っているかもしれませんし、ただやはり苦しむ姿を見ていてそれが治るものではないという事が分かっているならより一層辛いものになります。獣医さんに後、2~3か月でしょうと言われた後ラミーがいつものように何も知らず生活している姿を見るとこの子は自分の命の期限を今は知らないのだなと寂しくなりました。昨日の夕方かなり状態が悪化しうずくまっている時間が長く息も肺の雑音が聞こえて荒くなってきていました。とうとうその時が来たのだと寂しさと後悔とがんと言う恐ろしい病に無念さを感じました。この子は、2歳の時に前の飼い主さんが飼えなくなり引き取った子でした。前の飼い主さんは男性の方で、訓練をして競技会に出されたりしてずっと一緒に生活されていました。私が訓練をしていても夫に懐き男性の方が好きなのだと感じていました。もう、これ以上放っておくのは可哀想だと思い自分の決断でこの子の命の期限を決めなければいけないのだと思いました。それが、正しい事なのか、非常に重く感じていました。最後の夜は一緒にいてやろうと思い(犬にとったら死ぬ前は独りでいたいのかも知れませんが。。。)リビングに布団を敷き、首の辺りを軽くマッサージすると気持ちが良いのかすっと、横になり眠ります。私が寝てしまうと、苦しくなり身体を起こしますので又起きては撫でていました。やがて空が明るくなり始め、顔を洗おうと別の部屋にいた夫に電話をしふらついても立ち上がるから見ていてほしいと言い、夫が来たらラミーは苦しんでいたのに表情がパッと明るくなり、喜びました。その時、私は驚きラミーはやはり男性の方が好きなのだなぁときっと大切にしてもらった前の飼い主さんの事をいつまでも覚えていて家族の者に重ねていたのだと思います。これは、ラミーを引き取ってすぐの時から懐き方が違いましたのでそう感じていました。そして、顔を洗いに行った5分後に何故か持って行った携帯のベルが鳴り、〝ラミーが死ぬ!”と電話の向こうから聞こえました。慌てて戻りましたらもうラミーは虫の息でした。一晩、付き添った私は死に目に会えずグースカ寝ていた家族は(笑)最後の5分で看取りました。きっと、夫が会いに来てくれるのを待っていたのだと思いました。頑張っていた糸が会った瞬間に切れたのでしょう。そして、私に安楽死と言う選択をさせないように自ら逝ってくれたのかも知れません。本当に、そんなにすぐに逝くような状態ではないと感じておりましたのでかなり頑張っていたのでしょう。襲撃の訓練もしていた子でアタック力も強く噛みも深く訓練性能のとても良い子で体力もありましたので。。一緒にデモンストレーションや行方不明者の捜索に良く行きました。沢山の思い出を残して1歳上のボスを残して逝きました。最後まで手をかけない子でした。一つだけ良かったと思ったのは、最後に一緒に眠った事です。昨夜、何となくラミーを見て明日病院へ連れて行くのにこのまま独りで眠り次の日には天国に行くのは余りにも可哀想すぎると思ったからです。沢山の思い出を有難う。今頃大好きだったボールや防衛の片袖を噛んで振り回している事でしょう。時々、天国から会いに来てね(笑)何となくわかるから(笑)もうゆっくりお休み、ラミー。