2020/10/16

くろ、おやすみ。

今日、雪虫が飛んでいてもう冬が来るのだなぁと思いました。
今日は、私の猫を載せてすみません。
昨日、私の愛猫のくろが、永眠しました。
野良猫の子猫だったくろは飛んでいるスズメでさえ捕まえるくらい身体能力が高く、慣れて捕まえるまで3ヶ月位かかりました。
慣れてからはとても甘えて鳴き方も声に色を付けて鳴くような子でした(笑)
可愛くて可愛くて、くろが居なくなったらどうなるのだろうと思うくらいでした。
でも、ガンで余命も長くないことを言われておりましたので、出来る限りのことをして、思い出を作っていました。
もう、弱ってきていたくろは部屋の隅にばかり行くようになっておりましたのでいつも一緒に寝ていましたが、一昨日は一階の本棚に入って休んでいたので、お休みと声を掛けましたら目だけ開けてこちらを見ていました。
そのまま、二階へ上がり寝室に入った時に、ふともしかしたらと思い階段を確認しに行きましたら、階段の4段目位で伏せていました。
私を追いかけて自分も二階へ上がってこようと思ったのだと思いますが、体力が無くそこで伏せてしまったようでした。
くろを抱えて2階で一緒に眠りました。
次の日は、今まで吐いたことが無かったのが食後に吐いたので今まで手であげていたのですが、もうここから先は苦しませるだけなのであげるのを止めようと思いました。
獣医さんは数ヶ月しか生きられないと言っていましたが、寛解という事が起こるかも知れないと殆ど信じていました(笑)
年を越せると思っており大量のローフード(生肉のフード)が残っています。
でも、やはりガンには私もくろも勝てなかったようです。
ただ、不思議なことにくろが居なくなったら、どれだけ深い悲しみに落ちていくのだろうと思っていたのですが、余命宣告を受けていたからか、その日まで大切に日々を過ごしてきたからなのか、穏やかな気持ちでおります。
今まで誰か猫や犬が居なくなるとえらく落ち込みましたが、それはきっと自分がしてやれたことがもっとあったという後悔が多く残っていたからなのだろうと思います。
沢山の思い出をくれたくろに今は感謝の気持ちでおります。
今までは、誰か亡くなると立ち直れないのではないかと思い(笑)すぐに次の子を迎えていましたが、今回はそうしたいとは思いませんでした。
そのかわり、何故か洗濯機を注文しました(汗)
多分寂しいのはやはり結構寂しいので、新しい洗濯機が来る事で少しだけ楽しみを足して紛らわせようとしているのだろうと、自分の事を分析しています(笑)
本当に溺愛していたくろでしたが、限られた時間を知ることが出来たことで、十分思い出を作ったのかも知れません。
こんなに、可愛いのに居なくなったらどうなるだろうと思っておりましたので、自分で自分にホッとしています。
きっと、くろの魂がそばに居るのかも知れません。
本当に、可愛かったくろ。
もう、十分戦ったからゆっくりおやすみね。