2020/12/11

ようこそ!ボンド君!

 
先日から、通学で通ってくれているボンド君。
最初は、しつけ教室で様子を見ていたのですがあまりの怒りように、これは飼い主さんでは手に負えないかと思い、生後3ヶ月というまだまだ修正の効く月齢でしたので、手遅れにならないうちにと通学に切り替えて訓練を始めました。
日中お預かりし始めて、ボンドの表現や受ける印象が飼い主さんに怒って噛もうとしていた子とは繋がらずとてもフレンドリーで明るく何かおかしいと感じました。
どうやら、ボンドを迎えられてすぐからボンドの体調が悪く動物病院通いが続き、その時の注射などの治療で痛かったり抑えられたりで、生後2ヶ月位のボンドには得体の知れない恐怖心で一杯になり一時的にパニックのような感じになり怒って噛もうとしたのが始まりなのではないかと色々とお話を伺っていて思いました。
そして、その後もそのしこりと言いますか、トラウマのようなものが抑えられるとか何か似たような状況になったときに出てくるのだろうと思います。その上に、元々持っていた少しだけ強い部分というのが合わさって怒るようになり、看護士さん等はボンドが怒ったからといって叱る事は勿論ですがしませんので、そこで怒ったら相手は手を引いてくれると変に自信もついてしまったという感じなのだろうと思います。
訓練を始めて最初の方は癇癪を起こすことがありましたが、全体的に見てとても明るく素直な子です。
癇癪も、かなり減りどんどん良くなっています。
飼い主さんが早い段階で連れていらっしゃったので本当に良かったと思います。
あのまま、7ヶ月や1才になってしまっていたら噛む子に育ってしまっていたと思います。
訓練は、まずトラウマを取って行くことと元々持っている少し強い部分を削っていく事を平行してしていますので神経を使いますが、本来のボンドのフレンドリーで天真爛漫な良い部分を最大限に引き出して行くように頑張っています。
何だか幼いうちに色々あったボンド。
でも、大丈夫だからね、素敵な飼い主さんに飼われてボンドの未来は明るいよ!